研究紹介

動物にとって、外部環境の刺激に対して的確に応答する事は、自己の生存や種の保存のために非常に重要である。 線虫C. elegansは、飼育温度を記憶し温度勾配上で飼育温度へ向かって移動する。この温度走性は、C. elegansにおいて 最も直接的に神経系の可塑性を観察できる行動である。C. elegansの神経生物学における最大の利点は、 行動(個体)、ニューロン(細胞)、遺伝子(分子)という3つの階層レベルを統合して神経系機能を理解できる点 であり、当研究室では、この利点を生かしながら、温度走性における温度受容機構、飢餓の体験により 飼育温度忌避行動が誘導される行動の解析から記憶・学習機構の解明に向けて研究を行っている。

1.温度走性の神経制御モデル

2.温度走性に関与する遺伝子

3.神経回路の活動の生理学的モニタリング

4.飼育温度忌避行動の分子機構ー記憶・学習の解明を目指して